起床後の口臭はうがいで対策できる?

起床後の口臭はうがいで対策できる?

起床後の口臭は、うがいで一時的に軽くできる場合があります。寝ている間は唾液の分泌量が減り、口の中の細菌や舌の汚れが増えやすいためです。ただし、うがいだけでは原因を十分に取り除けず、効果は一時的なことがあります。

起床後の口臭をうがいで軽くできる理由

睡眠中は口を動かしたり水分を飲んだりしないため、起床時は口の中が乾きやすくなります。唾液による洗浄作用も弱まり、細菌が作るにおいの成分がたまりやすくなります。

起床後に水で口をすすぐと、口の中に残った細菌や汚れ、においの成分の一部を流せます。そのため、うがいは起床直後の口臭対策として役立ちますが、口臭を完全になくす方法ではありません。

起床後のうがいで口臭対策をする方法

特別なうがい薬がなくても、まずは水ですすげます。次の手順で行ってください。

  1. コップ1杯程度の水を口に含みます。
  2. 口全体に水が行き渡るように、10秒ほどぶくぶくとすすぎます。
  3. 水を吐き出します。必要に応じて、もう一度繰り返します。
  4. その後、歯を磨き、舌の表面に汚れがある場合は舌をやさしく清掃します。

喉の奥を鳴らす「ガラガラうがい」よりも、口臭対策では口の中を洗う「ぶくぶくうがい」が中心です。強くこすったり、舌を何度も磨いたりすると粘膜を傷つけることがあるため、やさしく行います。

うがいだけでなく歯磨きと舌の清掃も必要

うがいで流せるのは、口の中に浮いている汚れや細菌の一部です。歯の表面に付着した歯垢(プラーク)や、舌に付いた舌苔(ぜったい)までは十分に取り除けないことがあります。

  • 歯ブラシで歯の表面と歯ぐきの境目を磨く
  • 舌の奥から手前に向かって、舌ブラシなどで軽く清掃する
  • 歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシで取り除く
  • 口の乾燥を感じたら、こまめに水分をとる

舌苔が目立つ場合でも、強くこすって落とそうとする必要はありません。無理に取り除くと舌を傷めたり、刺激で不快感が強くなったりすることがあります。

マウスウォッシュを使うときの注意点

マウスウォッシュは、製品によって口臭予防などの目的が異なります。使用する場合は、商品の表示どおりの量と方法を守ってください。

ただし、マウスウォッシュは歯磨きの代わりにはなりません。うがいや洗口液で一時的ににおいが弱くなっても、歯垢、虫歯、歯周病、舌苔などの原因が残っていれば、口臭が再び出ることがあります。

アルコールを含む製品などで口の乾燥を感じる場合は、使用を控えるか、別の製品への変更を検討します。口の乾燥が強い人は、刺激の少ない製品を選ぶなど、表示内容を確認してください。

うがいをしても口臭が続くときは歯科医院へ

起床直後だけでなく、日中も口臭が続く場合は、口の中に別の原因がある可能性があります。特に、次のような症状がある場合は、歯科医院で確認してもらうとよいでしょう。

  • 歯磨きやうがいをしても、口臭が長く続く
  • 歯ぐきから出血する、腫れる、痛む
  • 歯がぐらつく、歯と歯ぐきの間に汚れがたまる
  • 口の中の乾燥が強い
  • 口臭について周囲から繰り返し指摘される

口臭の原因は、歯垢や歯周病だけでなく、口の乾燥、舌の汚れなど複数考えられます。うがいで変化がないからといって、原因を自己判断で決めつけないことが大切です。

起床後の口臭対策は「うがい+清掃」が基本

起床後のうがいは、寝ている間にたまった汚れやにおいの成分を流す方法として使えます。ただし、うがいだけの効果は一時的になりやすいため、水ですすいだ後に歯磨きと必要に応じた舌の清掃を行うことが基本です。

まずは起床後に水でぶくぶくうがいをし、その後に口の中を清掃してください。それでも口臭が続く場合や歯ぐきの症状がある場合は、歯科医院で原因を調べることをおすすめします。