口臭が気になるときは、歯周ポケットの入り口を歯ブラシや歯間清掃具でやさしく掃除します。ただし、歯周ポケットの奥にたまった歯石や細菌を自分で完全に取り除くことはできません。口臭が続く、歯ぐきから出血する、歯がぐらつく場合は、歯科医院で歯周病の検査とクリーニングを受けることが大切です。
自宅でできる歯周ポケットの掃除方法
自宅でのケアは、歯周ポケットの奥を無理に掘るのではなく、歯と歯ぐきの境目に付着したプラークを取り除くことが中心です。
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毛先を歯と歯ぐきの境目に当てる
歯ブラシを歯ぐきに対して斜めに当て、毛先が歯と歯ぐきの境目に軽く触れるようにします。強く押し込まず、小刻みに動かして1本ずつ磨きます。
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やわらかめの歯ブラシで力を入れずに磨く
強い力でこすると、歯ぐきを傷つけたり、歯ぐきが下がったりすることがあります。毛先が大きく開かない程度の力で、奥歯の外側・内側も丁寧に磨きます。
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歯と歯の間を清掃する
歯ブラシだけでは歯間のプラークが残りやすいため、歯間ブラシやデンタルフロスを使います。歯間ブラシは、歯と歯のすき間に無理なく入るサイズを選び、きつく押し込まないでください。
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舌の表面を軽く清掃する
舌の表面に付く白っぽい汚れは、口臭の原因になることがあります。舌ブラシなどで奥から手前へ、力を入れずに数回清掃します。強くこすり続けるのは避けてください。
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清掃後に口の中を確認する
歯ぐきの腫れや出血、膿のようなもの、口臭の変化を確認します。数日から数週間ケアしても症状が変わらない場合は、自宅ケアだけで解決しようとせず歯科医院を受診します。
歯周ポケットの奥は自分で掃除できない
歯周ポケットの奥に入り込んだ歯石は、歯ブラシやフロスでは取り除けません。先の尖った器具や爪などを使って自分で削ろうとすると、歯ぐきを傷つけたり、汚れを奥へ押し込んだりするおそれがあります。
歯科医院では、歯周ポケットの深さや出血の有無などを確認し、必要に応じて専用の器具で歯石やプラークを除去します。歯周病が進んでいる場合は、歯周ポケットの奥の汚れを清掃する処置が必要になることもあります。
口臭と歯周ポケットが関係する理由
歯周ポケットが深くなると、その中にプラークや歯石がたまりやすくなります。歯周病に関係する細菌が増えると、口臭の原因となるガスが発生し、歯ぐきからの出血や膿を伴うことがあります。
ただし、口臭の原因が必ず歯周病とは限りません。舌の汚れ、むし歯、口の乾燥、入れ歯の汚れなど、口の中の別の問題が原因の場合もあります。鼻やのど、消化器などの病気が関係することもあるため、歯周ポケットを掃除しても口臭が続く場合は、原因を一つに決めつけないことが重要です。
歯科医院を受診したほうがよい症状
次の症状がある場合は、歯周ポケットの状態を自分で判断せず、歯科医院で確認してください。
- 歯みがきや食事のときに歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 歯ぐきから膿が出る、または苦い味がする
- 口臭が長く続く
- 歯がぐらつく、以前より歯が長く見える
- 歯周ポケットに食べ物が詰まりやすい
- 歯ぐきの腫れや痛みが急に強くなった
特に、強い腫れや痛み、発熱、顔の腫れ、口が開けにくいなどの症状がある場合は、早めの受診が必要です。
歯周ポケットの口臭対策で避けたいこと
- 爪や針などで歯石を削る
- 歯ブラシを強く押し付けて長時間こする
- 歯間ブラシを無理に押し込む
- 口臭を隠すために洗口液だけを使い続ける
- 出血があるからといって、歯ぐきの境目をまったく磨かなくなる
洗口液は補助的に使える場合がありますが、歯石や歯周ポケットの奥の汚れを取り除くものではありません。使用する場合も、歯みがきや歯間清掃の代わりにしないようにします。
まず行うこと
まずは、やわらかめの歯ブラシで歯と歯ぐきの境目をやさしく磨き、歯間ブラシまたはフロスで歯と歯の間を清掃してください。そのうえで、口臭や出血が続く、歯ぐきが腫れている、歯がぐらつくといった症状があれば、歯科医院で歯周ポケットの検査と専門的な清掃を受けましょう。







