口臭対策で唾液の分泌を増やすには、水分を少しずつ補給する、よくかんで食べる、シュガーレスガムをかむ方法が役立ちます。舌や口の中を清潔に保つことも大切ですが、口臭の原因が歯周病や舌苔、鼻・のどの病気などの場合は、唾液を増やすだけでは改善しないことがあります。
唾液を増やす口臭対策
水分を少しずつ補給する
口の中が乾いているときは、水や白湯などを少量ずつ飲み、口の中をうるおします。一度に大量に飲むよりも、乾きを感じる前にこまめに補給するほうが続けやすい方法です。
ただし、糖分の多い飲み物を何度も飲むと、むし歯のリスクにつながります。口臭対策では、水や無糖の飲み物を基本にしてください。
シュガーレスガムをかむ
ガムをかむ動作は、唾液腺を刺激して唾液を出しやすくします。口臭対策には、砂糖を含まないシュガーレスガムを選び、食後や口の乾きを感じるときにかむとよいでしょう。
キシリトール入りのガムも選択肢ですが、商品に含まれる成分や糖類の有無は表示で確認してください。あごに痛みがある人や、ガムをかむと症状が悪化する人は無理に続けないでください。
よくかんで食べる
食事中によくかむと、かむ刺激によって唾液が分泌されます。急いで飲み込まず、一口ごとにしっかりかむことを意識しましょう。
やわらかい食品だけで食事を済ませず、無理のない範囲で歯ごたえのある食品を取り入れる方法もあります。ただし、歯や歯ぐきに痛みがある場合は、硬い食品を無理に食べないでください。
唾液腺をやさしくマッサージする
唾液腺は、耳の前からあごの下、舌の下などにあります。強く押さず、痛みが出ない程度にやさしく刺激すると、唾液が出やすくなる場合があります。
- 耳の前に指を当て、円を描くように軽くマッサージする。
- あごの骨の内側に指を当て、あごの下を前へ向かってやさしく押す。
- 舌の下にある部分を、あごの下から軽く押し上げるように刺激する。
腫れ、強い痛み、しこり、発熱がある場合はマッサージをせず、歯科や医療機関に相談してください。
唾液を減らしやすい習慣を見直す
口呼吸、喫煙、過度な飲酒、緊張やストレスは、口の乾きを感じる原因になることがあります。鼻づまりがないか、口を開けたまま呼吸していないかを確認し、できる範囲で鼻呼吸を意識しましょう。
カフェインを含む飲み物やアルコールを飲んだ後に口が乾きやすい人は、水も一緒に飲むなどして乾燥を避けます。服用している薬が口の乾きに関係している可能性もありますが、自己判断で薬を中止せず、医師や薬剤師に相談してください。
唾液を増やしても口臭が続くときの確認ポイント
唾液の不足は口臭の一因ですが、口臭のすべてが唾液不足によって起こるわけではありません。特に、歯垢、歯石、歯周病、むし歯、舌の表面に付く舌苔などが原因の場合は、口の中の病気や汚れへの対処が必要です。
- 歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが腫れている、または痛む
- 歯がぐらつく
- 舌の表面に白っぽい汚れが厚く付いている
- 口の乾燥や口臭が長く続いている
- 口内炎、腫れ、しこり、強い痛みがある
このような症状がある場合は、まず歯科で歯や歯ぐき、舌の状態を確認してもらいましょう。鼻づまりやのどの症状が強い場合、または口の乾燥が薬や全身の病気と関係していそうな場合は、耳鼻咽喉科や内科への相談が必要になることもあります。
口臭対策で口の中を清潔に保つ方法
唾液を増やす工夫とあわせて、毎日の歯みがきで歯垢を取り除きます。歯と歯の間は歯ブラシだけでは汚れが残りやすいため、歯間ブラシやデンタルフロスも使い分けるとよいでしょう。
舌の汚れが気になる場合は、舌ブラシなどで表面をやさしく清掃します。強くこすると舌を傷つけたり、かえって刺激になったりするため、奥まで無理に入れず、力を入れすぎないことが大切です。
うがいだけで口臭の原因をすべて取り除くことはできません。洗口液を使う場合も、歯みがきや歯間清掃の代わりではなく、製品の使用方法に従って使ってください。
唾液を増やす口臭対策の要点
最初に試しやすいのは、水分をこまめに取る、シュガーレスガムをかむ、食事でよくかむ、口呼吸を見直すことです。これらを行っても口臭や口の乾燥が続く場合は、歯周病など別の原因が隠れている可能性があるため、歯科で口の中を確認してもらいましょう。







