口臭対策として鼻呼吸にするには、鼻づまりの原因を確認して鼻で息をしやすくすることが基本です。口呼吸が続くと口の中が乾き、唾液の自浄作用が働きにくくなるため、口臭につながることがあります。
ただし、口臭の原因は歯周病、舌の汚れ、むし歯、薬の副作用なども考えられます。鼻呼吸だけで改善しない場合や、鼻づまり・いびきがある場合は、歯科や耳鼻咽喉科で原因を確認してください。
鼻呼吸にするために最初に行うこと
まず、日中に口が開いていないか、鼻が左右どちらも通っているかを確認します。鼻が詰まっている状態で無理に鼻呼吸へ変えるのは避けてください。
- 鼻づまりの有無を確認する
花粉症、アレルギー性鼻炎、風邪、副鼻腔炎、鼻の形などが原因で鼻が通りにくくなることがあります。 - 口を閉じることを意識する
日中に気づいたとき、上下の唇を軽く閉じます。歯は食いしばらず、舌先を上あごに軽く触れさせる程度にします。 - 姿勢を整える
背中を丸めてあごが前に出る姿勢は、口が開きやすくなることがあります。頭を前に突き出さず、あごを軽く引きます。 - 鼻でゆっくり呼吸する練習をする
鼻から無理なく息を吸い、鼻からゆっくり吐きます。苦しさや息苦しさを感じたら中止し、鼻づまりの治療を優先します。 - 口の乾燥を減らす
こまめに水分をとり、室内が乾燥しすぎないようにします。アルコールを含む洗口液の使いすぎや、喫煙も口の乾燥につながることがあります。
鼻づまりがある場合は、原因の治療が先
鼻が詰まっていると、口を閉じていても自然な鼻呼吸を続けにくくなります。花粉症やアレルギー性鼻炎が疑われる場合は耳鼻咽喉科で相談し、症状に合った治療を受けましょう。
鼻づまりが長く続く、黄色や緑色の鼻水がある、顔の痛みがある、片側だけ詰まりやすいといった場合も、自己判断で鼻呼吸を無理に続けず、耳鼻咽喉科を受診してください。
寝ている間の口呼吸を防ぐ方法
睡眠中の口呼吸は自分で気づきにくいため、朝の口の乾き、口臭、喉の痛み、いびきなどを手がかりにします。家族に、寝ている間に口が開いているか聞くのも一つの方法です。
ただし、鼻づまりがある人や、いびきが大きい人、睡眠中に息が止まっていると指摘された人は、口をテープでふさぐ方法を自己判断で行わないでください。鼻で息ができない状態を悪化させるおそれがあるため、まず耳鼻咽喉科などで相談することが大切です。
特に、日中の強い眠気、起床時の頭痛、睡眠中の呼吸停止を指摘されたことがある場合は、睡眠時無呼吸症候群などの確認が必要になることがあります。
鼻呼吸と合わせて行いたい口臭対策
鼻呼吸に変えても、口の中に口臭の原因が残っていれば改善しないことがあります。次のケアを組み合わせてください。
- 歯ブラシで歯の表面と歯ぐきの境目を清掃する
- デンタルフロスや歯間ブラシで歯と歯の間を清掃する
- 舌の表面に付いた白っぽい汚れを、舌ブラシなどでやさしく清掃する
- 食事を抜き続けず、よくかんで唾液を出す
- 水分を適度にとり、口の乾燥を長時間放置しない
舌は強くこすると傷つくことがあるため、奥から手前へ軽い力で清掃します。歯みがきや舌の清掃を続けても口臭が気になる場合は、歯周病やむし歯がないか歯科で確認してください。
鼻呼吸にしても口臭が改善しないときの判断
2〜4週間ほど口腔ケアと乾燥対策を続けても改善しない場合は、鼻呼吸だけが原因ではない可能性があります。次のような症状がある場合は、歯科または耳鼻咽喉科に相談しましょう。
- 歯ぐきから血が出る、腫れている
- 歯が痛い、歯の間に食べ物が詰まりやすい
- 舌の汚れが厚く、清掃しても繰り返す
- 鼻づまりや後鼻漏(鼻水が喉に流れる症状)が続く
- 強いいびきや睡眠中の息苦しさがある
- 口の強い乾燥が続く、唾液が極端に少ない
口臭の原因を自分だけで特定するのは難しいため、歯科では歯周病やむし歯、舌の状態を、耳鼻咽喉科では鼻づまりや喉の病気を確認してもらうと判断しやすくなります。
口臭対策で鼻呼吸にする方法のまとめ
鼻呼吸にするには、鼻づまりを治療し、日中の口の開きを意識し、口の乾燥を減らすことがポイントです。口をテープでふさぐなどの方法は、鼻づまりや睡眠中の呼吸に問題がないことを確認してから検討してください。
鼻呼吸を意識しても口臭が続く場合は、歯周病など別の原因が隠れている可能性があります。まずは歯みがき・歯間清掃・舌の清掃を見直し、改善しなければ歯科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。







